ニュージーランド訛

先日からオートマチックのガレージドアを開け閉めの際、ガラガラと大きな音をたて始めたので、一昨日、ガレージドア専門業者に来てもらった。

どうやら20年毎日開けては、閉めるを繰り返していたうちのガレージドアは、その寿命を終えようとしていたのだった。

ドアを見に来てくれた業者は、一目で分かるニュージーランドはマオリの人で、身体もラグビーの選手の様に大きいのだが、言葉も非常に強いニュージーランド訛だった。

 

ニュージーランド英語とオーストラリア英語は似ている勘違いしている人が多いのだが、よく聞いてみると、ニュージーランド英語にはある特徴がある。

それは、普通だとエ、又はエーと発音する単語は全てイ、又はイーと発音する。

例えばラジオステーションのFMは、エフエムではなく、イフイムと聞こえる。

その代わり、イやイーと発音する単語はエ、又はエーと発音する。

 

ニュージーランドに住む娘のところに遊びに行った際、毎朝車の中で聞いていた「FM90、The Hits」というステーションで、DJが「イフイム・ナインティー、ザ・ヘッツ」と言うので、思わずプッと吹き出していた。

 

娘に「さすがニュージーランドだね。ヒッツ(Hit)をヘッツって言ってるね」というと、「そう、私は今まで特に気が付かなかった」と言っていたのだが、先日電話で話した時、「ママのお陰で、私も今はヘッツにしか聞こえない」のだそうだ。

 

毎日聞いていると、そこの英語が自分にとっての標準語になっていくようだ。

もはや私にとっては、トゥデイ(Today)がトゥダイとなるオージーイングリッシュが標準語。

それだけオーストラリア生活が長くなったという事なのであろう。